キャバ嬢の人間関係は正直面倒くさい
キャバクラは常に女同士で営業成績を競いあっていて、キャバ嬢はあの手この手で馴染み客を増やそうと日々努力しています。
LINEやメール、電話で連絡を取り合うのはもちろん、時にはキャバ嬢から馴染み客に対してプレゼントを贈ったり、アフターに誘ったり……。
プライベートな時間を削って営業しているわけですから、結果が出ないとガッカリしますしイライラするのは当然です。
ところが中にはトントン拍子でお店のトップに躍り出る新人キャバ嬢もいて「キャバクラって本当に実力の世界だな」と感じます。
でもそんな新人キャバ嬢は悪目立ちしてしまい結局は虐めに遭ってしまうんですね。
キャバクラは女性のマイナスな感情(嫉妬・焦り・憎しみ・劣等感・絶望など)や欲望が渦巻く世界。
それ故にキャバ嬢の人間関係は正直面倒くさいのです。
世渡り上手じゃないとお局タイプに目をつけられる
どんなお店にもベテランキャバ嬢がいて、後輩や新人キャバ嬢の教育や指導係を任される事があります。
このベテランキャバ嬢(お局様)に気に入られ、お局様の派閥で上手い事立ち回れればお店でも仕事がしやすくなるのですが、逆に世渡り下手でお局様に目を付けられると色々と嫌がらせを受けたりします。
私がキャバ嬢だった頃、お店にはベテランキャバ嬢が2大派閥を作っていていがみ合っていました。
お店のナンバー1とナンバー2ですね。
私は2人のベテランキャバ嬢には気を遣って接しており、きちんと挨拶をしたり旅行に行った時にお土産を買ってきてどちらの派閥にも配っていました。
(それが八方美人と受け取られ、結局は虐めに繋がってしまったのですが…)
ところが新人キャバ嬢の中には挨拶もロクに出来ない、言われた事を守れない、言いたい事を素直に口にする「ちょっと癖のある女の子」が何人かいました。
そんな女の子はお局様から「あの子、ムカつく。生意気」と思われ、色々と嫌がらせを受けているのを見た事があります。
新人キャバ嬢が歩いているとわざと足を引っかける(転倒させる)、付け回しのボーイに指示してハンドサインを無視させる、評判の悪い客ばかりを回すなど「これでもか!」とばかりに虐めていました。
結局生意気な新人キャバ嬢は3か月もしないうちにお店を辞めたのですが、最後はボロボロでしたね…。
指名客の取り合いは醜い
指名客の有無や人数はキャバ嬢が仕事を続けていく上で本当に重要なものです!
指名客がいなくなると営業成績も途端にダウン。
営業成績だけではなく、収入も大幅ダウンになる可能性大です!
そこで指名客をいかに確保し、さらに増やしていくかはキャバ嬢の仕事を続けていく上でも大切なのです。
キャバ嬢の命綱でもある「指名客」ですが、そこにもキャバ嬢同士の虐めに繋がるトラブルが。
馴染みのキャバ嬢が居たとしてもお客様だってたまには他の女の子と話をしてみたいですから、本命キャバ嬢を外して他のキャバ嬢を指名する事だってあります。
ところが「〇〇ってキャバ嬢が私のお客さんを盗った!許さない!」と逆上。
お客様の気まぐれで指名された女の子が報復の対象となり、その子のロッカーの中身がグチャグチャになっていたり(ロッカーには鍵が掛かっていたのに…恐怖)、最後は女同士の壮絶な取っ組み合いになり結局2人共お店を辞めました。
指名客を巡る争いや虐めはかなり陰湿で長期化しやすいように思います。
私は固定客を他のキャバ嬢に持っていかれたら「私に魅力がなかったからだ。もっと頑張ろう」と思うタイプなのですが、そう簡単に割り切れるものではないですよね。
生活が懸かっていると尚更ですよ。